あみあみ紀行

低音を増やすことしか考えていないポタオデ趣味のたろがケーブルを自作したりイヤホンを買ったりする旅のお話

K'S 64ohm レビュー

さてさてようやく届きましたよ

先月書きましたこちらの記事にて、わたしのインナーイヤーに対するの思いのようなものをお話しました

まあ要約すると

「耳との相性が悪くて装着感がクソで低音が抜けるのも許せないからこれまで眼中になかったけど、聴いてみたら案外良くてクルっと手のひらを返した」

というような内容でした

 

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K'S 64ohm

 

今回はそんなこんなで購入したインナーイヤー2本のうちの1本、K'S 64ohmのレビューになります

こいつはブリブリを聴いたときの感動から購入に踏み切ったという経緯もあって、音質面でのレビューも低音にしか言及しないことにしました

まともなレビューはネットの海に溢れていますのでそちらをご参考にしてくださいませ

近いうちにもう1本の方も同じ感じで書くつもりです

 

目次

概要

こちらはフォロワーさんに聴かせていただいて気に入った、いわばインナーイヤー沼に突入する元凶もといきっかけとなったモデルです

このイヤホンの名前が果たしてこれで合っているのかは定かではありませんが、この文字列で検索したらヒットするのでK'Sというブランドの64ohmってモデルだということにしておきます

 

調べるとどうもこの64ohm以外にも300ohm、500ohm、600ohmといったハイインピーダンスモデルも展開されているようなのですが正直よくわからないのでおすすめしていただいた64ohmを買うことにしました

レビューを見た感じではインピーダンスがただ高いだけじゃなく、それぞれちゃんと個性がある音になっているようで、また300Ω以上のモデルでも特別鳴らしにくいというわけではないようです

 

まあわたしの場合はアンプを積むのがデフォなのでどんだけインピーダンスが高かろうと問題はないのですが、気になるのは値段

300ohmの方は数千円なんですけど、それ以上になると一気に万単位にまで価格が上がるという謎仕様です

いまのところインナーイヤーにそんなにお金をかける気にはなれないですし、今回の64ohmで十分満足しているということもあって買うことにはならないでしょう(フラグ)

購入

K'S 64ohmはAliExpressにて1,000円、Amazonでは2,000円ほどで販売されています

この価格差をどう見るかはあなた次第

Amazonなら国内の代理店を通している(はず)ので万が一のことがあっても迅速に対応してくれるはずですし、恐らくはサポートも日本語でOKでしょう

あとの違いといえば、配送時間が大きいですね

AliExpressだと標準で2週間ほどかかるらしいのですがAmazonなら数日です

prime会員なら次の日には手元に届きますのでどうしてもすぐ欲しいという場合は1,000円の違いなんて大したことないでしょう

 

とはいってもわたしはAliExpressにて購入したんですけどね

だって安いのいいじゃないですか

安さは正義ですよ

急ぎというわけでもなかったので気長に待つのも楽しいかと思いまして、AliExpressデビューも兼ねて中国から送ってもらいました

 

元値が$11.87らしいのですがわたしがたまたま見たときには$8.9にまで安くなっていて興奮してそのままの流れで買ってしまいました

しかしやはりといいますか、執筆時点でも同様のセールが開催されていました

残り時間が9時間ほどというカウントダウンも表示されてはいるのですが恐らく終了次第近いうちにまた同じようなセールが始まるのでしょう

よくあることです

 

中国からの発送となるため時間がかかることが予想されましたが、年末年始をまたいだにもかかわらず9日で手元に来ました

結構早い方なんじゃないでしょうか

配送スピードもそうですけど、もともと海外のメーカー諸々に対して全くと言っていいほどに期待をしていないため、1ヶ月待たされても

「まあ中国やしなw」

って笑えるくらいの期待度の低さだったのですが、想像以上に早くてびっくりしました

外観

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メタリックレッドの筐体で素材はもちろんプラスチック

明らかな塗装ムラが散見されますがよく目を凝らさないとわからないレベルですし、なによりこの値段のイヤホンにそんなとこまで要求するなって話です

なんせ天下のチャイナ製なわけですし

音が鳴ってくれりゃ言うことはありません

 

左右で全く同じ形状の筐体で、柄の部分(?)に書かれたLR表記でのみ左右を判別できる状態です

さすがにいちいち印字を見るのも面倒なので、後述するパッドを左右で別の色にすることで識別性を高めることにしました

あと画像を見たらわかると思いますが、既にメタリックレッドの塗装が剥げています

到着時点でこの状態だったのですが全然気にならないので連絡することもなく放置です

音が鳴ってくれりゃ言うことはありません(2回目)

 

また重量としてもとんでもなく軽く、そういう意味での高級感に関しても微塵も感じられません

そもそもの話インナーイヤーって安っぽくてなんぼって印象なので、むしろ最近流行ってる何万もするモデルの方が稀有な存在だと思っています

軽さに関しては装着感が良くなるのとブーストかけるとブルブル震えて楽しいっていう1度で2度おいしい的な利点があるのでこちらも特に問題はありません

音が鳴ってくれりゃいうことはありません(n回目)

 

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ケーブルはぶよぶよ被膜のありがちな質感です

プラグと分岐に金属パーツを使用してなんとかそれっぽく仕上げようと頑張っているようですが、あくまでそれっぽくというレベルです

何回も言いますがとんでもなく安いのでここらへんに関しても全く気にしていません

音が鳴ってくれりゃ言うことはありません(n+1回目)

付属品

  • クリップ
  • ケース
  • ノーマルパッド×5ペア(黒/灰/白/赤/青) 
  • ドーナツパッド×3ペア(黒/白/赤)

ケースの中にイヤホン本体とクリップとパッドが入っており、そのケースが裸のまま段ボール箱に放り込まれていました

外箱のような仰々しいものは存在しません

チャイナクオリティのお約束

 

服に挟むためのクリップもついていますが特にロゴが入っていたりなんていうことはなく、汎用のものです

シュア掛けができないのでタッチノイズ軽減のためには使った方が良いかもしれませんね

まあわたしは外では使わないのでなくてもいいのですが、もらえるものはもらっておきます

 

あとなんかやたらとパッドが付属してきます

ノーマルパッドは音の出る面全体をカバーするタイプで、ドーナツパッドは文字通りドーナツ状に真ん中に穴が開いたもの

音質的な違いとしてはドーナツパッドだと裸運用とノーマルを付けた場合の中間のような音になるっぽいです

これら2タイプを合わせて合計8ペア入っていました

薄手のスポンジ製なので劣化しやすいからってことなんでしょう

いっぱい付けてくれる分には困りません

音質

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視聴環境はお気に入りのブリブリ4段に固定です

上のほうでも書きましたように、低音の話しかしませんのであしからず

開放型独特の響きに慣れていなくてまともなレビューができそうにもないってのも大きいですが、まあそこは低音しか興味がないからってことにしておきます

 

そしてインナーイヤーだとお約束らしいのが、パッドの扱い

付けない、ドーナツ、ノーマルの3タイプで装着感だけでなく音も変わるためそれらを比べる必要もあるということなのですが、わたしとしては装着感の観点から裸運用は即却下ですし、どちらかというと低音がより強調されるノーマルパッドを使った状態が良い感じでした

ということで以下はノーマルパッド使用時の感想です

そもそも大したことを書いていないのでパッドの違いなんてあんまり関係ないのでしょうが一応断りだけ入れておきます

 

当たり前のこと言いますけど、やっぱ音の抜けが半端じゃないなぁって思いました

普段は大体27dBくらいのブーストで聴いているんですけど、隙間という隙間から音がどんどん抜けていってしまうせいでそれくらいじゃ物足りません

L1+duo+duoIIのイコライザを総動員した36dBでさえも、いつものブリブリに一歩及ばずといった感じです

でもその分低音の質が非常に高くなっています

 

ボンボンはドンドンに、ドンドンはドゥンドゥンに

キレが増すとまでは言えませんが、とにかく抜けです

音の抜けが半端じゃなく、そのおかげで不快な反響音のようなものがなくなり、どれだけ低音を増やしても全くボワつかないんです

開放型最高かな?

 

ここで少し話は逸れますが、そういやわたしっていままでのレビューの中で視聴楽曲の紹介みたいなのをしてこなかったなぁということをふと思いまして

この際なので一つご紹介させていただきます

 

※若干グロ有り閲覧注意

 

オランダのDnBアーティスト、NoisiaからMachine Gunです

Noisiaはダークな感じのズンドコ曲を多くリリースしているんですが、曲そのものと並んでよくわからないメッセージ性が強いMVを作っていることも特徴的です

 

このMachine Gunも途中までは手が動き回ってるだけなんですけど、曲調が変わると徐々に不穏な感じになっていって、後半にはよくわからない謎のグロ描写に突入していきます

本当に、よくわからないんですけど引き寄せられるものがあります

閲覧注意です

音だけ聴きたいという方はこちらからどうぞ

 

まあ普段こういうのも聴いたりするわけなんですが、これをK'S 64ohmで(ブーストをかけて)聴くとすごく面白いんですよね

カナル型やカスタムシェルだと密閉性が高いことからどうしても低音がボワボワになってしまうのですが、それが完全に解消されています

思いっきりブーストを乗せまくっても低音が過剰に響くことがなく、まるでウーファーを積んだスピーカーのような鳴り方をするのです

 

これについてはもうお手上げ

よくわからんけど凄い

これは完璧な箱鳴りや

以上です

総評

高域           ♫ ♫ ♪

中域           ♫ ♫ ♫

低域           ♫ ♫ ♫ ♫

取り回し    ♫ ♫ ♫ 

装着感        ♫

デザイン    ♫ ♪

総合           ♫ ♫ ♫ ♫

 

音に関しては聴き込むこともなく適当な判断基準で本当に適当に決めました

信用しないでください

取回しは並程度で特に不便は感じなかったものの、特に優れているわけでもないので3拍

装着感は裸なら0拍なんですが、パッドにどうにか助けられて1拍に格上げです

デザインはまあ、これくらいですよね

別に格好いいとも思いません

これぞインナーイヤーって感じの見た目ですし低めです

 

 でもまあ結果としては結構満足できるものだったのは確かです

そもそもインナーイヤーを外で使う気がないため装着感も大して問題ではありませんし、なによりズンドコが楽しいので丸く収まってます 

レビューというタイトルではあるもののレビューになっていないことに関しては、気にしないでいただければ幸いです

またもう1本の方も書きます