あみあみ紀行

低音を増やすことしか考えていないポタオデ趣味のたろがケーブルを自作したりイヤホンを買ったりする旅のお話

HIFIMAN & UM RE1000 レビュー【後篇】

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どっからどう撮ってもイケメンにしか写りません

困ったものです(親バカ

 

前篇の続きで今回はみなさんお待ちかねの音質レビュー篇です

このレビューが果たしてどこらへんに需要があるのかってな突っ込みはとりあえず胸の奥にしまっていただいて

物好きさんの参考になれば幸いです


前回のはこちら

 

目次

音質

高域  ♫ ♫ ♫

中域  ♫ ♫ ♪

低域  ♫ ♫ ♫ ♫ ♫

 

かなり鳴らし込みました

ダイナミックだからと期待を胸に毎日エイジングついでに聴いてきましたが、徐々に徐々に音が変わっていって、

これがエイジングかぁ

と久々に実感しました

 

低域

もちろんまず言及すべきはなにをおいても低域でしょう

凄い

とんでもなく凄い

 いやもうレビューこれだけでいいと思う

モリモリのモリモリ

こういうのが欲しかった

 

◯ーディオテクニ◯ってところがやたらと重低音イヤホン出しまくってるけど何あれ

もはや比べもんにならんね

 タンバリン鳴らしてるんか?

とでも言ってやりたい

それくらいケタ違い

 

なんかね、こいつで聴くと

えっ…こんなに低い音鳴ってたん…?

ってなる

楽曲としては鳴ってたはずの超低音が、イヤホンの再生帯域の加減で今まで表現されてなかったところを、しっかりと鳴らしきってくれる感じ

それくらいのレベルで下の下の下まで出ます

嘘だと思うなら聴いてみてください

中域

ここはまあね

正直言って微妙

ヴォーカル曲とか聴いてもイマイチパッとしないし

かといって酷評するかというほどでもないし

悪い意味であんまり言うことない

まあでも個人的には別に不満があるわけじゃない

高域

さてやってきました高域

実は先月届いた際に、開けてすぐ、本当にすぐ音を聴きました

普段なら絶対にそんなことしないんですよ

聴きたい衝動を押し殺して、まずは鑑賞会兼撮影会が開かれるんです

 

しかし今回だけは別

まず聴いた

どうしても気になったからすぐに聴いた

そのときの率直な感想

高域クソすぎて笑うwww

数少ないネットでの評価から、多少は覚悟していました

それにしても酷い

 

のですがエイジングってやっぱすごいんですね

ベースしか鳴らせないサブカルクソイヤホンが長い年月もとい1ヶ月を経て類まれなる昇華を果たしたんです

引っ込むどころか低音にひねり潰されていた高音が、ちゃんと前に出てくるようになりました

さすがにBAには惨敗ですけど、D型が鳴らしている音としてはなんとか及第点をあげられるかなぁという印象

高域をより前に出したいということであれば音量を上げていった方がいい響きになります

あんまり小さいと低域のボワボワ感がすごいんですが、少し大きめに鳴らすとパワーとバランスがいい感じ

ペアリング

恋人と交換するアレではないです

組み合わせの方です

わたしは普段からDuoを愛用しているわけなんですが

こいつがまたね

笑いますよ

ほんっっっっっっとうに聴いていて楽しい

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色の統一感も重要なファクターではあるんですけどまあそこは置いといてですね

まずはブースト無しで

これだけでもかなり変わる

元からの低域にさらに磨きがかかって、高域もしっかり聴こえるように

 

で、本番はここから

上下のブーストON/OFFであと3パターン楽しめるんですが

高域の不足分をちゃんと、というか余りあるくらいカバーしてくれるし

低域ブーストに関しては脳しんとう

これはもう麻薬

低域好きなら絶対に聴いてほしい

この組み合わせを聴かずして満足しないでほしい

必ず気に入ります 

 

頭の悪い組み合わせはいいとして高域を補填するためのリケーブルとかもきっと相性がいいと思うんですよね

以前聴いた時の印象からORB Clear forceだったら変わるのではと思い試聴してみたんですけど案の定

予想通りかなり改善されます

 

基本的には高域不足を解消していく方向性にもっていくことになるかと思いますので、素材としては銀系統がいいのかなぁという気がしますね

自作もしているのでそこらへんも試していこうかと思いますが、あくまでわたしは低音大好きマンなので普段使い用には純銅線辺りを繋げてブリブリ感を更に増強させていこうかと思っています

変態でごめんなさいね

音質総評

低域にマスクされてしまうが故に全体としての解像度は微妙だったり、帯域バランスが破たん気味であったりという点については否定の余地がありませんが、音の滑らかさという点では秀でているように感じます

また繋ぐものの違いをはっきりと表現してくれるところも特徴としてあげられます

出力側の個性に影響されやすいようで、DAPやアンプなんかを入れ替えるとかなり音が変わります

 

音が素直というかそんなイメージ

音の変化を楽しみやすいものという面で見ても面白いイヤホンじゃないかと

もちろんながらモニターという世界とは縁遠い完全なるリスニングタイプなのですが、聴いていて楽しいと思える音作りになっていて、そういう意味では大いにおすすめしていけるクオリティに仕上がっていると思います

 

合うジャンルとしてはジャズやロックあたりかなという印象です

クラシック系を聴くには繊細さがいまひとつだと思いますし、キラキラ鳴ってるような楽曲とかを持ってこられると正直微妙です

低音が強いのが欲しいってだけで買ったのと、どうせカスタムは出先とかながらとかでしか使わないからってことでそこらへんについてはあまり深く考えてはいないですごめんなさい

ジャズのリアリティがすごいんでそれだけでも満足してます

まとめ 

某大手オーディオブログの編集部長に

初めてのカスタムに選ぶにはイレギュラーだろうが、既に複数台持っている猛者にとっては、病み付きになる面白さ

とまで言わしめた変態イヤホン

これを初カスタムに選ぶ奴なんてはたして存在するだろうか、いや居るはずがない

 

わたしとしては非常に満足のいく製品でした

購入理由である低音がしっかりとボワボワ鳴り響いてくれたのでうれしい限りです

これからのわたしのオーディオライフを背負っていってくれることと思います

 

ただこの子に関して唯一なにが悲しいかってこんなにいいものなのに誰も買わないってことなんですよね

本当に本当に、これは声を大にしておすすめしていきたい

 

試聴もせずに勢いで購入に踏み切ったバカが言うのもなんですけどね

 

結果としては良かったので終わり良ければなんとやらですけど、もうちょっと慎重になるべきですね

別に博打が好きってわけじゃないんですよ

わけじゃないんですよ?

まあ今回に関してはHIFIMANサウンドということで、わたしの好みからしてハズレはないだろうし、ましてやUMまで出てきてるんだから大丈夫なはずと思っていたところが大きかったですね

おまけ

酉年にちなんで、新年最初にペリカンちゃんをお買い物

カスタムも届いたことですしひとつくらい丈夫なのが欲しいなと思って

 

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どう撮ってもイケメンなの、そろそろ分かってくれましたよね

 

相変わらずの赤です

中が見えた方がかっこいいかなと、クリアレッド

もう一個ブラックを買って赤の中敷きだけ入れ替えれて黒×ケースにするための布石です

そのうち買います