多芯製造機
ふと思い立ってチャレンジしてしまったが最後
また要らぬケーブルを作る羽目になりました
わたしの自作における基本的な方向性が、見た目と取り回し第一なんですよね
コンセプトは導通したアクセサリー
まあオーディオ系自作となれば普通は音の良し悪しを見て(聴いて)、目標へ近づけていくものだとは思うのですが...
ハンダ一つ変えるだけで魔法みたいに音が変化するってのは実感しているのですが、何せ聴き比べが面倒でならない
まずハンダを買い集めてくるところからめんどい
しかもビンテージとかになってくると高い
じゃあもういっそのこと、音はある程度確保したうえで外的要因を追求していこうではないかというわけでござい
これだけ頻繁によくわからないケーブルを組んでいるのもそういうこと
他の自作勢が聴き比べミニミニを作る代わりに、わたしは新しいツイスト方法で新しい見た目のミニミニを作っているわけです
目次
というわけで今回は新作4本合併号
それっぽいこと言ってますが、実のところハイペースで作りすぎたせいで記事にする前に次のケーブルが出来上がってまた別のを作って...を繰り返した挙句ネタがたまりにたまってしまったというだけ
19芯
1枚目:銀メッキ6NOCC
2枚目:7NOCC
今回の基礎となるのがこの19芯
線材をツイストしていく方法で、最密且つ最も安定した手法です
まあ簡単に言うと、1本を中心にしてその周りに6本、さらにその周りに12本と3層になるように撚ったもの
分かる人には分かると思うので細かい説明は割愛します
【追記】
19芯ツイストの紹介のためだけに記事を書きましたので気になる方はどうぞご参照ください
【追記終】
まあこれまた気まぐれで組んでみたのですが想像以上にうまくいくもので、見た目はもちろん前述の通り最密構造なので相当コンパクトです
多芯といえば16芯組みがよく見られますが、芯数が多いにも関わらず、あれよりも細いです
使う予定はない、十中八九これからもない
37芯
まあ正直なところ、19芯なんてのはわたしに言わせりゃ多芯には含まれません
しかも今回のだとかなり細身に仕上がっていることもあり、多芯ならではの見た目のインパクトとは程遠いです
20を超えてからが勝負
ということで37芯にしてみたのですが...
ここまで増やしても6mm径のプラグに収まってしまうんですよね
しかも余裕ができてしまうくらい
こちらは先ほどの19芯にもう一層加えたもの
37=1+6+12+18
というわけです
まあお気づきかと思いますが、この次は+24+30+36・・・と続いていくわけで、要は1+Σ[k=1,n]6kてな感じです
正六角形各辺の本数を1本づつ増やしていくわけですので、当然なのですが
先ほどの19芯に比べて一回り太くなっているのがわかるかと思います
19芯に一層追加したわけですから、文字通り”一回り”太くなってるわけです
もちろん、使い道はありません
57芯
先ほどの19芯を導体一本とみなしてL/R/GNDに計3本使ってやりました
こいつに関しては今まで組んだどのケーブルよりも一番縄っぽい仕上がりになったのではと少々浮かれております
ミニミニはゴツくてなんぼ
という謎ポリシーを掲げて日々自作に励んでおりますので、今回は大成功というわけです
19芯ツイストがかなり収まりよく組めたため、こちらはチューブ類を一切使わずに仕上げております
線材そのものが露出する形となっているわけですが、そのため取り回しの点でもかなり優秀かと
Labk○bleとかAL○とかが昔ふっといミニミニを何本も出していましたが、あんなのの比じゃないくらい柔らかいです
いくらゴツくとは言っても硬すぎてジャックを傷めるなんてことにだけはしたくないので...
いい感じに威圧感ある見た目になっていて今回も大満足なたろでした
そしてさっきのと全く同じ構成で、黄色のメッシュを被せただけというなんのひねりもないクソケーブル
作った動機は
せっかくViablueあるし黄色いの作ろうか
完全にバカ野郎です
4千円を捨ててしまいました
もちろん使わないのでサヨナラ
おそらくこの、使わないミニミニを無意識に量産してしまうのは病気だと思います
通院しようかな