acoustic effect YSM-03/R OFC レビュー【前篇】
1年以上恋い焦がれていたイヤホンをようやく自分のものに
そう、acoustic effect (通称アコエフ)です
発売当初から気にはなっていたものの試聴の機会もなく、一歩を踏み出せずにいました
が、ここはわたしの執念
アコエフさんのTwitterアカウントが存在するということを知り、
「どうにか関西で試聴できる機会を」
と懇願し続けること◯ヶ月
念願叶って大阪のポタフェスにて出展してくださることになり、大歓喜
それはもうアコエフのために大阪まで繰り出しまして、開場1番にアコエフブースに猛ダッシュをキメるくらいの意気込みでした
以前からリプライでやり取りをしていたせいか、ブース到着直後開口一番
「もしかしてたろさんですか?」
と中の人に見抜かれる始末
よほどおかしな奴だと記憶されていたんでしょうな
今更ながらに恥ずかしい
しかしまあ恥の甲斐あって、期待をはるかに上回る音を聴くことができ、憂いなく購入へと踏み出せたわけです
現在では大阪のじゃんぱらに実機が置かれているようですので、近畿圏の方はどうぞご試聴ください
これだけ思い入れもあり大変大変楽しみにしていただけあって、書きたいことが山ほど湧いてくるので今回も前後篇構成になるかと思われます
どうぞ気長にご覧くださいませ
目次
開封
ではでは開封開封
はやる気持ちを抑えて段ボール箱を開けますと、まずお目見えするのは何やら仰々しい封筒
中には保証書や仕様書に加えて、周波数特性表
受注生産に加えて、各機の周波数特性を測定したグラフが付属するというオーオタ泣かせ
アコエフさん、よくわかってらっしゃる
そして仕様書ですが、これもまたくすぐられるというかなんというか
商品の寸法や材質が書かれた簡易説明書です
が、このデザインがまたツボを突いていまして
せっかくなので、購入時のお楽しみにと伏せておきます
開封の儀とは言われますがやはり最初の対面がいちばんわくわくするものですよね
お次は重厚な箱
イヤホンと付属品一式が収納されたこちら
しかしまあただの金属製の箱とは大違い
これもまたアコエフの強みのひとつでしょう
とにかく日本製であることにこだわり続けるアコエフ
このケースももちろん例外ではありません
蓋を四隅で固定するネジひとつまで日本製だとか
もはや執念の類
こういうところ、本当に大好きです
そしてついに大本命
箱の中でお待ちかねのイヤホンちゃん
すぐにでも聴きたいという焦燥感に駆られながら、ネジを4つも外さないといけないもどかしさが逆に期待を高めてくれます
アコエフ製品はこの箱、その開封までもが大事な演出であると思っていますので、箱の中の様子は割愛させていただきます
こちらも、ぜひご自分の目でご確認くださいませ
(とは言っても他の方のレビューブログ等にはフツーに載ってますので気になる方はお調べになって)
acoustic effect
YSM-03/R OFC
acoustic effecthttp://www.ac-ef.jp/
いやはや
もう感動の涙ですよ
これほどまでに欲しいと思ったものはないと断言できる
そんな素晴らしいイヤホンです
現在通常販売されている全6モデルのうち、ボイスコイルがOFCで、かつリケーブルが可能なモデルです
試聴以前はこちらとYSM-04/RS(純銀コイル&リケーブルモデル)とで迷うことになるかと思っていたのですが、OFCの圧勝
04のとんでもなく素晴らしい最高な高域(語彙力不足)に勝るものはありませんが、ウォームさもまたわたしの中での重要ポイントでしたのでこちらに軍配が上がりました
両方を聴いたことのある方々が口を揃えて
「どちらも代え難い良さがある」
と仰るので完全に趣向の問題ですね
故にどちらも購入済みのツワモノもいらっしゃって…
羨ましい限りです
付属品
・イヤホン
・ケーブル
・イヤーピース(S/M/L)
・フィルター&交換ツール
・ポーチ
・ステッカー
5万円のイヤホンにしては簡素な内容です(ケースのインパクトが強すぎるせいか…?)
まあここまで無骨なイメージを貫いておきながらあれやこれやと豪奢なものが入っていてもそれはそれで拍子抜けですが…
付属品でまず注目すべきはポーチでしょう
SIWAという、和紙を用いた雑貨を製作/販売しているブランドと提携して作られたもの
同ブランドの商品のひとつであるコインケースを改良したものと思われます
これがまた味があってですね
購入当初からシワの入った作りで、渋い
和紙とはいえ強度は十分、雨に打たれても破れないほどですので心配はご無用
しっかり使い込んでもらえると思います
そしてもうひとつ、忘れてはいけないのがイヤーピース
一見なんの変哲も無いただのイヤーピース
触ってみてもただのイヤーピース
もはやそこらへんで売ってる1000円のイヤホンについてくるものではないかとすら思えてくる、ただのイヤーピース
しかし侮るなかれ
この装着感といったらもう筆舌に尽くし難い
かなり柔らかいシリコンで出来ていて、耳の穴への吸い付きがそれはそれはもう半端じゃない
既にオーオタの共通認識にすらなりつつある
「アコエフイヤピは凄い」
という事実
イベントで試聴した際にプレゼント、なんて事も過去にありましたので気になる方はいかがでしょう
またイヤーピース単体でも販売されていますのでこちらも要チェック
さて今回はここら辺で留めておきまして、聴き込みが終わりましたら音のレビューへ移ろうかと思います
お待ちあれ〜
みんなも自作しような
改造を承りました
Andromeda付属ケーブルのバランス化のご依頼でした
でまあちょちょいとやっちまったわけで
こういうのを専門店でお願いすると、取り替えるパーツ費に加えて工費が4000円くらいかかるんですよね
これ、自分でできる人からすればかなりお高いわけでして(商売としては妥当なのかな)
4000円あれば必要最低限の工具が揃っちゃうわけですよ
モノによってはお釣りも十分
プラグ交換くらいなら最悪半田ごてとハンダさえあればできちゃうので、チャレンジをお勧めしたいところです
簡単ですので何回かやれば要領掴めると思うんですよ
しかも1回工具買いさえすれば2回目以降は浮いてお得お得
是非に
あんなものこんなもの~オーディオの喜びを知りやがって~
ここ数日で小物を買いましたのでそのお話
まずはプラグ
ちょっと前にWAGNUSさんがNIDEONの新プラグを採用するとかいう話を聞いていましてですね
それでつい最近e☆イヤホンにてリニューアル2.5mmプラグが発売されたということでもしやと思って
しかしまあHPには参考画像がまだ載っていなかったのですが、足踏みしていても始まりませんのでここはアレであると勝手に決めつけて、えいやっと思いきって買ってみました(ダジャレではない。断じてない)
それがこちら
NIDEON
NDP2.54SS
結果としては思った通りのもので、賭けには勝ちました
スクリューの精度や挿入具合、全体的な仕上がりどれを取っても良品で勝ちというより大勝利とでも言うべきですかね
長さはiriverの純正(?)プラグとほぼ同じ
径は太めです
ケーブルを出す穴がかなり広いため、細めのリケーブルに使用するときは根元周りの固定がキモになるかもしれないですね
このプラグ、3000円と2.5mmプラグの中ではお値段少し張りますが、どうやら同価格の中村製作所の2.5mmプラグと同じパーツ(シェルを除いた金メッキパーツ)を使用しているようですので、コスパ面では相応かと思います
絶縁用のリングシールも付属していますのでノイズの心配もご無用
お次にイヤホンケース
MUTORY
MT-CS25-RB
1週間ほど前に新発売されたもので、既出商品のちょっとした改良モデル
以下、新旧比較
(左:新モデル 右:旧モデル)
色はオールブラックのみで、旧モデルのツートンから愛用していた黒赤信者としては若干痛いところ
外形はほぼ一緒ですが厚みが数mmほど増した印象
そしてなんといっても貝柱の位置
ここが一番のミソです
マイナーチェンジレベルですがこの差は結構大きい
旧モデルはほんの気持ち程度中心からズレた位置にあったくらいだったのですが新しいのは明らかに寄せてきてる
そういやJHのSIREN姉妹くらいの大きさになると旧タイプだとゆとりが足りなくて収納に苦労するとかいう話を耳にしたこともあったのですが
今回の新モデルは難なく入れられるとの報告がありますので、完全な万能ケースに進化したんじゃないかと思います
あと、上蓋のポケットにアミが追加されていて、開けた拍子に小物が飛び出るトラブル防止に
総合しても本当にちょっとした違いなんですがユーザーとしてはありがたいもの
最後、MMCXリケーブル
市販のケーブルを買ったのなんていつぶりだろうか
自作に目覚めてからは練習ついでに出来上がったケーブルを繋いでたもんで
onso
iect_03
(型番わかりにくい。とりあえず一番新しいタイプ)
この色、いい感じじゃないですか
バーガンディというかなんというか
暗くて渋めの赤色
大好き
RedHotと併せてもやっぱりドンピシャ
発色が抑えめなのでちょっと大人っぽい雰囲気
やっぱかっこいい
そして噂通り、取り回し抜群ですね
そこらの数千円イヤホン程度の柔らかさのくせに(言い方悪い)音は良くてこれいいっすわ
線材は6N純銅と4N純銅のハイブリッドのようで、中身も新たに
初代ケーブルより2000円ほどお高くなっていますがこれでもU10000
やすい