久々のお自作
かなり長い間まともに自作をしておりませんでした
たろの作るケーブルがまともなものかどうかという点に関して議論の余地があることはこの際認めますが、要するに音の鳴るケーブルを作るのが結構久しぶりってこと
気が向いたままに線材を編んだり撚ったりして遊ぶようなことはたまにあったのですが、プラグまで繋げてちゃんと導通したものを作るのはいつぶりかなぁという感じです
今回は手元にあった極細線材の端材を寄せ集めてミニミニに再生させてあげました
7NOCCと銀メッキ6NOCCをそれぞれ14本ずつ使用した28芯構成です
お馴染みの中華線材なので純度が果たして正確なのかは神のみぞ知るといったところですが、割と安いからいいですしなによりオーディオは気の持ちようで何とでもなるので信じておけばきっといい音に聴こえるはずです
32AWGとかなり細い線材を使っているので28芯詰んでもゴツさには遠く及ばず、むしろそこいらのケーブルの方がよっぽど屈強ですね
内径4mmのプラグに余裕で通るどころかむしろ余裕がありすぎてスカスカなくらいなので、実際のケーブル部分の外径は3mmにも満たないくらいでしょう
貧弱ったらありゃしない
組み方としては2種の線材をそれぞれ別に7芯ツイストしたものを2本ずつ作って、それらを束ねて再度4芯ツイストしたという単純な構造です
7芯ツイストをする時点で銅と銀のストライプにしてそれを4本束ねるのもいいかと思ったのですが、そもそも線材そのものが余りに細いため一本ごとの縞模様にすると目を凝らして見ないと色の違いがよくわからない、ということになりかねないのでやめておきました
あと今回はチューブを一切使用しておりません
これくらいの細さなら端から端まで透明の収縮チューブで覆ってしまっても全く問題ないレベルの取り回しにできるんですけど、やっぱりできるなら使わない方が見た目的にも良いじゃないですか
プラグの根元からちょっと顔を出すくらいでチューブ固定するのもいいかとは思うのですが、やっぱりできるなら使わないほうが格好がいいじゃないですか
線材むき出しの方が"ちゃんと撚ってる感"が出て楽しいですし
とは言っても、ツイストってすべての線材をちゃんと同じ長さにしてはんだ付けしないとズレが生じて見た目が大幅に損なわれてしまうんですよね
多芯だと被覆を剥いてひとつのチャンネルに繋げる線材を全部まとめて予備ハンダをして...という作業工程が面倒すぎて、しかもその作業中にせっかく綺麗に撚り合わせた線材がほつれてしまったりなんてことまで起こったりするので、芯数が増えれば増えるほどチューブ類を被せたくなっちゃいます
片方のプラグにくっつけられたら全体に収縮チューブやらメッシュチューブやらをかけてしまってからもう一方のプラグを繋げるって作り方のほうが圧倒的に作業が楽で、仕上がりをそこまで心配しなくてもちゃんと良い感じの見た目になってくれるんです
まあ今回は実質4芯ツイストなので大したことはないのですが、これが7×7とかになったら結構面倒でチューブに逃げがちです
ただしこれはツイストに限った話で、編み込みの場合はほつれの心配がないのでチューブは一切必要ありません
多芯編みに関してはずっと前に記事を書いているので、気が向いたら多芯ツイストについても小ネタとして書こうかななどと考えておりますのでまたそのうち