LEARのイロモノ、Turboを猛プッシュしていきたい
さて今回はレビューでもなんでもなく、ちょっとした販促的な何かです
販促という単語を使うと途端に胡散臭く聞こえてしまいますが、別にメーカーからお願いされたとかそんな大層なことではありません
ちょうどさっき人生初のストロングゼロ体験をしまして、ネットでの評判はこういうことだったのかと感動しておりましてですね
言ってしまえば酔った勢いのようなものです
わたしのお気に入りイヤホンをもっとみんなに知ってもらいたい、興味を持ってもらいたいという謎の意欲がもりもりと湧き上がってきてこうして書き上げることになったというだけです
やっぱりオタクである以上はいいものをもっと広めたいと思ってしまうものでして、こういう感情はもはや当然のものと言ってしまっても良いのではないでしょうか
また本記事ではできる限り興味を持ってもらいたいという主旨になりますので、基本的にはネガティブポイントに関してはガン無視の方向で参ります
自社製品のイマイチな点を自分からベラベラと喋りまくるようなプレゼンなんて見たことないでしょう?
要はそういうことです
セールスポイントだけをいい感じに紹介していきます
割とマジな話をしますと、音を聴いてみるとかいう以前の問題としてスペックを見ただけで敬遠されかねないようなイヤホンですので、まずは少しでも興味を持たれることが重要
ここがスタート地点なのです
そのためには、いかにこいつが素晴らしいイヤホンであるかということを前面に押し出していく必要があるのです
目次
LEAR Turboとは
今回おすすめしていくのが、香港のカスタムIEMメーカーLEARから販売されているTurboというモデルです
今年の夏ごろに発売されたばかりのイヤホンで、何を隠そうわたしの愛機でもあります
もちろんレビューの方も書いておりますのでもしよろしければこちらもお読みください
あちらの方では割と辛辣なことも言ってるので、本当に購入するかということを考えている人だけ読んでもらえたらと思います
軽く見てみたいって人はこっちだけで十分ですので、参考程度にどうぞということにしておきます
そんなTurboですが、スペックとしましては
- 6mm+9mmデュアルダイナミックドライバ
- 2ウェイクロスオーバー
- 周波数特性:20~20,000Hz
- インピーダンス:20Ω@1000Hz
- 感度:106dB
といった感じなります
2DDというだけで音は大方想像がつくでしょうが、まあ恐らくはいま想像してらっしゃる音そのまんまです
そこに関してはまた少し後の方でお話しますので保留
あとですね
Turboには2種類のモデルが存在します
ユニバーサル版であるLUF(LEAR Unicersal Fit)、カスタム版のLCM(LEAR Custom Made)という単純な違いです
中身は全く一緒ですのでそこは好みでお選びくださいまし
ただ個人的には音楽鑑賞程度ならカスタムフィットである必要がないと思っているので、型式を選べるのであればやはりユニバーサルイヤホンを勧めたいというのが本音です
と言いつつ自分はカスタム版にしたのですが、それは低音を少しでも増やしたいという理由があってのことなのでお許しください...
ユニバなら万が一要らなくなってもそこそこの値段で売れますしね
しかも今回はユニバでもカスタムに負けない利点がありますので、そういうこともあってユニバ版をメインに推していこうと思っています
Turboをおすすめする3つの理由
てな感じで是非とも買ってもらいたいと思っているのですが、ここでは3つのポイントに絞ってTurboの良さを語っていこうかと思います
まあ一部に関してはLEAR製品全般に言えることなのですがそこらへんは目をつぶっていただけたらと
分かりやすさが必要ですから
こういうのは勢いが全てです
それではテンポよくいきましょう
安い!
そう、安いんです
わかりやすいですね
安けりゃ大抵のものは買えますよね
ということでお値段はこんな感じ
- LUF-Turbo:HK$1,344.47 ≒ ¥19,500
- LCM-Turbo:HK$1,861.97 ≒ ¥27,000
※HK$1=¥14.5での概算
安いでしょ?
安いよね???
こちらは製品価格に加えて送料や支払手数料のような諸費用を全て合計した価格です
カスタム版に関してはインプレッションを採取する代金とそれを香港まで送るための送料(合計でだいたい7,000円ほど)がさらに上乗せされることになりますが、LEARに直接支払う金額としては上記の通りです
カスタムで2万円台のモデルなんてそうそう見かけませんし、ユニバ版であれば2万を切ってくるくらいの良心価格です
これを安いと言わずして何が安いか
最高じゃないですか
安さは正義ですよ
しかもこれ単に安いってだけじゃないんです
なんと、ユニバ版でもデザインを選べるんです
ユニバなのにカスタム同様に色を指定できちゃいます
それでいてお値段据え置きです
すごくないですか?
もちろん色の制限は一切なく、カスタム版をオーダーするときと同様のカラーレパートリーの中からシェルとフェイスプレート、ロゴの組み合わせを好きに選べるんです
自分のTurboが届いて結構してから、ユニバ版でも色選べたりする?って感じの軽いノリで問い合わせてみたら
「もちろんできるで!指定してくれたら好きな組み合わせで作ったる!」
と思いがけない返答が来たため、わたしの中でのLEARの株が急上昇しました
サイト上の表示ではユニバ版は黒シェルに黒×青カーボンFPのカラバリしか選べないようになっているのですが、ちゃんと対応してくれます
カスタム版をオーダーするときのような色指定フォームは存在しませんが、備考欄に色を変えたいという旨を記載しておけばその通りに作ってくれるようです
これはカスタムメーカーならではの良さだと思いますね
そういう意味では、このユニバモデルはとんでもない破格になっていると思うのです
みなさんがカスタムイヤホンを購入する理由は色々とあるでしょうが、自分の好きな色で作ってもらえるという点も大きな要因になっていることでしょう
2万円と比較的手の出しやすい価格でありながらもカスタム同様に色まで選べるとなればお得感満載だと思うんですけどいかがでしょうか
これはもう買うしかないでしょう
コスパ最強!
早い!!
納期が爆速です
ちょっと盛りすぎました
爆速ってのはアレですけど、カスタムメーカーの中では結構早い部類に入ると思います
具体的には、インプレッションを受け取ってから21~31営業日とのことです
土日は休業と考えると1ヶ月~1ヶ月半で届くということになります
わたしがカスタム版を購入した際は向こうがインプレを受け取ってから40日で届いたので、事前に教えてもらった納期にしっかりと収まっています
しかもその時は途中で仕様変更をお願いしたり、向こうから提案を持ちかけられてあーだこーだやり取りしたりってことがあったにも関わらずの40日だったので、何もなければ本当に1ヶ月で届くんだと思います
もちろんなんらかの事情で遅れることもあるでしょうが、基本的には1ヶ月∼1ヶ月半と考えていていいでしょう
またこちらの納期はカスタム版だけでなく色指定ユニバ版にも適用されます
まあ一から作るんでユニバでも納期が発生するということは猿でもわかるでしょう
もちろん通常色ユニバであれば、在庫さえあればすぐに送ってくれるので5日くらいで届くかと思います
ただやはり、今回は色指定ユニバを推していきたい(n回目)
ユニバでも色を選ぶとなると少し待たないといけないということになるのですが、そこはネガティブに考えないでいただきたい
確かに多少の納期はありますが、あくまでユニバです
カスタムではないためインプレッションは必要ないので、こちらからインプレを送って向こうに届くまでの時間が短縮されるのです
カスタムだとインプレを採りに行ってそれを送って、同時並行で注文もしてといざ買おうとなってからも何かと時間がかかるものです
その点ユニバなら、金銭的な準備さえ整えばオーダーするだけで終わり
簡単でしょう?
まあ日本から香港の空輸にかかる期間なんてせいぜい3,4日ってところなんですが、それでもちょっとでも早く届くとなればうれしいじゃありませんか
たった1ヶ月我慢するだけで自分好みの色のイヤホンが届くんですよ
1ヶ月なんて食って寝て働いてればすぐですよ
色指定ユニバ一択!
濃い!!!
ようやく音の話です
といっても正直ここに関しては少々難しいところなのですが、冒頭にも言いました通り今回は販促プレゼンです
それっぽく言ってやろうではありませんか
2DD構成ということで、お察しの通り低音の迫力が尋常じゃありません
イヤホンで2DDと言えば、家電量販店に並んでいる重低音イヤホンを連想される方も多いことでしょう
しかしながらあの類のイヤホンは重低音なんて謳っておきながらも結局はハイレゾ対応だとか言って高域もそれなりに鳴らしているどっちつかずのまがい物ばかりです
対するTurboは完全に高域を捨てています
どこの帯域にフォーカスが当たっているかと考えたときに、中低域と言うことすら憚られるくらいに低域にだけ振り切った音色はまさに色物
LEAR公式ですら高域に関しては一切のコメントを残していないほどのぶっ飛びっぷりです
低音に全振りしたが故に全体が非常に濃厚でねっとしとした質感になっており、ここまでの音にはそうそう出会えるもんじゃありません
この潔さには惚れます
そもそもこういう低音をメインにしたイヤホンは聴こうと思わない、聴いたことすらないという人も多いことでしょう
イヤホンの音には本当に様々な傾向がありますが、オーディオ界では中高域を重視したイヤホンを愛用している方が大半を占めているように思います
仮に低域を大事にする人であってもボワボワとしたものを好む人は圧倒的少数派でしょう
あくまで中高域を邪魔しない、キレを持った低音を求める人ばかりのように感じています
それがまたどうしてこの極端な音がおすすめ要素になり得るのかって思われましょうが、要するに個性ってやつです
踏み入ったことのない分野、他のイヤホンでは代用できない音を開拓していくことで、これまでにない新たな発見が得られるとは思いませんか?
よく聴いている音楽であっても、普段とはまた違った響きで聴いてみれば案外ハマるようなこともあったりするものです
高域重視の優等生イヤホンばっかり集めても面白みがないじゃないですか
ひとつくらいは趣向の違うイヤホンを持っていても損はないでしょう
低音アホイヤホンばっか買ってる奴が言うなってツッコミは無しの方向で
何が言いたいかって、要するに食わず嫌いはいけませんよってことなんです
なんだってチャレンジあるのみです
【追記】
手持ちのカスタム版Turboがぶっ壊れて色々なことがあった結果再作してもらうことになったのですが、どうやら既にロットが変わっているようです
シェルの中を覗いた感じでは使用されているドライバが見た目からして若干異なっていますし、問い合わせたところ生産ラインを一新したとかでいろいろと変更されているらしいです
それに伴って音に関しても結構違いが生じていますので追記とさせていただきます
低音がどうとか散々言いましたが、新ロットの方だと化け物感が薄れている印象が強いです
個人的には低音がブリブリしてさえいれば中高域なんて捨てても構わないってくらいのスタンスなので旧ロットの方が断然好きなのですが、一般的には新ロットの方がウケがいい仕上がりになっているように思います
ちゃんと低音が野太く響いているにも関わらずそこだけに留まらないのが最大の良さでしょうか
これまたなんだかありきたりな表現になってしまって面白みがないのですが...
旧ロットに比べれば博打要素が結構減ったと思うので、買ってみる価値は十分にあるかと思います
まあなんにせよ、唯一無二の音であることは確かです
超絶おすすめ
【追記終】
あとこれは割とどうでもいいのですが、こいつ持ってれば十中八九ネタになります
重複になりますがここまでぶっ飛んだバランスの音も滅多にありませんので、オフ会なんかに持っていけば盛り上がること間違いなし(保証はしません自己責任でそうぞ)
日本国内で買ってる人なんて果たしてわたし以外に存在するのかってくらいなので、他の人と被るようなことも絶対にあり得ません
オフ会のために買えとまでは言いませんが、あったらあったで結構楽しいですよ
とにかくTurboを買うのです
安さと早さまではいい感じだったのに肝心の音質の話になって一気に興味がそがれるような内容になってしまった感じが否めませんがそんなことはお構いなしです
いいからTurboを買うのです
ここまで言ってるんですからね
なんだったらわたしのを聴かせてあげます
関東圏の方なら呼ばれればいつでも飛んでいきますので気になる方はぜひぜひ一度聴いてみましょう
何を隠そう、他人にブリブリを聴かせたときのリアクションを楽しむのがちょっとした趣味(?)だったりするのでいくらでも聴かせてあげちゃいます
カスタムなので耳に合うかって問題がありますがそこは何とかしましょう
あ、ちなみにですけど
元からブリブリが好きな同志諸君には問答無用で購入義務が発生しますからね
低音が好きと言っておきながらTurboを買わないとか低音厨を自称するに値しません
買わないという選択肢は残されていませんので今すぐにでもユニバ買いましょう