あみあみ紀行

低音を増やすことしか考えていないポタオデ趣味のたろがケーブルを自作したりイヤホンを買ったりする旅のお話

final E3000 レビュー

 

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 final

E3000

final E3000 FI-E3DSS

final E3000 FI-E3DSS

 

 

えー4月の末にですねぇ

もう市販品は買わない

と高らかに宣言しつつもDAPを買ったというような買わない詐欺が発生しておりまして

それだけでなく今回はイヤホンをも購入という事例まで確認され、被害は計り知れません

どうかみなさんご注意ください

 

はい

また買ってしまいました

いまかなり話題となっている低価格イヤホンのご登場です

 

 

目次

 

概要

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わたしがこのイヤホンを初めて聴いたのはヘッドホン祭のとき

finalが新製品を出すってことくらいは知ってはいたんですが、そのときまではあまり意識してなかったんですよね

でもまあ聴いてみるとびっくり仰天

思っていた以上にすんごいイヤホンだったんですよ

それで忘れられるはずもなく結局買ってしまったというわけです

 

E2000とE3000が同時発売されたわけですが、わたしはもちろんながらE3000派です

一応どちらもが味付けの少ないフラットな音質を目指してチューニングが施されているようなのですが、2つの違いとしては

 

E2000:切れのいい中高音と躍動感のあるボーカル。目の前で演奏しているかのような臨場感。

E3000:コンサート会場にいるかのような響き。広く奥行きのある空間表現と高い解像度を両立。

 

とのことです

(final公式ホームページより引用)

 

付属品

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  • イヤーピース
  • イヤーフック
  • ポーチ

低価格モデルらしく箱も簡素で付属品もちょこっと

とは言ってもイヤーピースが一番人気のEタイプだったり、前回のFシリーズの時に発売されたオリジナルイヤーフックが付いていたりとモノとしては豪華です

イヤピに関してはHeavenシリーズだとシリコンだけで数種類同梱なんてのもありますけど正直なところはEタイプ一択でしかないので、個人的には全然問題ありません

結構話題にはなっていたものの結局試したことすらなかったイヤーフック

想像以上にフィット感がよろしくてなんかうれしいちょっと得した気分

ぷにぷにした感触で使っていても痛くなることが全くないので、イヤーフック界の大物感がすごい

こりゃわざわざ買う人もいるわ

ポーチはまあ...

申し訳程度ですねこれは

見た目はレザーっぽいけどもちろん見た目だけ

オ〇テクとかソニ〇とかの一般向けイヤホンについてくるやつと大差はありません

ケース類は余るほど持っているので間に合ってます大丈夫です

 

音質

わたしの主観としてはE2000が高域、E3000が低域特化ってな感じです

全然違う音なんですよね

最近の流行りからするとキラキラしたE2000のほうが圧倒的人気かと思ったのですが、なんと五分五分のようで、かなりびっくりしています

E2000と比べたときのE3000の高域の出なさというか、籠りっぷりがすごいもんで

いやまあわたしはむしろ大好きなんですけど、こういうのがそこまで好評というのは本当に不思議と言いますかよくわかりません

エイジング次第では改善されるのかもしれませんが

 

確か祭では2機それぞれの説明用フリップみたいなのが用意されていて、E3000はジャズ、クラシック向けとの表記がされていたのですが、まさにって感じですね

単なる低域寄りと言ってしまうとズンドコ系とかボワボワ系とか想像してしまいがちですけど、こいつに関しては上品な濃密サウンドとでも言いましょうか

わたしの愛機のひとつであるRE1000なんかは暴力低音の最たるものですが、アレとは完全に違います

しっかり下の下まで鳴らしてはいるんだけど

出せるだけ出したったわ

みたいなやっつけ感が一切なく、丁寧に一音一音噛み締めながらってイメージ

これは多分中域との兼ね合いのおかげなんだろうなぁってぼんやりながら感じています

低域の出具合を補って余りあるくらい中域もまたしっかりと鳴らしているおかげで、低域だけが際立って聴こえるようなことがなく、不自然さのない音に仕上がっているのだと思います

よく中高域とか中低域みたいな呼び方がされるじゃないですか

あれあんまり好きじゃないんですよね

とりあえず中域も含めとけみたいな感じで中域が軽視されてるような気がして

ただこの子に関してだけ言えば、

中低域がすごい

と言わざるを得ない

本当にいい買い物をしました

 

ところで話は少し逸れますけど 

低域好きなもんですから、低域リファレンス的な楽曲をいくつか持ってるんですよ

そのうちのひとつがMYTH & ROIDtheater Dって曲なんですよ

まあ動画サイトにでも転がってるので一回聴いてみてください

某アニメの挿入歌なのでご存知の方も多いかと思いますが、この曲、最初の一音がまず

ドゴォォォォン

っていうのなんですよ

この音の鳴り具合をみて、低域再生能力を判断するひとつの基準にしてる訳なんです

 

で、最初E3000でこれを聴いたとき

「あれ…いつも(RE1000)よりロー出てね…?」

ってなりまして

それはもうかなりびっくりしました

まさかfinalがこいつに並ぶぶっ飛びホンを出してくるだなんて思わなかったので

ただまあ聴き込めばさすがにそれほどでもないとわかった訳ではあるんですが、にしてもしっかり低域鳴らします

かなり好物ですこれから愛用していきたいと思います

 

総評

とにかく、いろいろと思うところはありますけど、個人的には全然問題なくてですね

大満足なので要はお勧めしていきたいというわけでありまして

発売早々皆さんが買いまくってるせいか、今更かよという感じが否めない上にレビューも出遅れたもんですから、今回はこの程度に

名機は名機としてどんどん推していこうかと思います