RHA DACAMP L1 レビュー
RHA DACAMP L1
買ったで!
ついに買ったで!!!
なんか記事更新するのがほぼ2か月ぶりなんですよ
別にネタがなかったわけではなくて、あれこれ作りはしたんですけど気が進まなくて書けてなくて
そんな中でこいつを買ってしまったもんですから、もうなんと言いますか
今までためてた分とかどうでもよくなってしまったんですよね要は
とりあえず市販のオーディオ機器はこれで満足した感じがあるので今後はカスタム自作のほうに手を出していこうかと思っております
雑談これにて終了
目次
スペック
いやまあ普段は細かいスペックなんて書かないんですけどね
だって公式サイトで調べりゃすむじゃないですか
でも今回はモンスター級でもう興奮しっぱなしなので書いちゃいます
●デュアル ESS Sabre ES9018K2M DACチップ、デュアルClass ABアンプ
●32bit/384kHz PCM, 11.2MHz DSDまでサポート
●出力:4ピンミニXLR、3.5mmミニプラグ
●デジタル入力:USB A, USB B(micro), ミニToslink
●動作:Android, Windows, Mac, iOS対応
●内蔵バッテリー:リチウムイオン4000mah(約10時間動作)
●3段階ゲイン調整、イコライザー(ベース/トレブル)機能
(ナイコム公式ホームページより引用)
個人的にポイントが高いところをピックアップしてみました
DACに関してはわたしの勉強不足なせいでよくわかってません
が、すごいらしいです(よくわからん)
はいまず、サポート音源
なんと発売時点における最高のフォーマットをネイティブ再生できるというまさにモンスター
ただこれはUSB入力に限るようです
光デジタルだと24bit/192kHzまでダウンサンプリングされるのでそこだけご注意を
とは言ってもわたし自身そもそもそこまですんごい音源を持ち合わせていないのでほとんど関わりのない話といえばそれまで
今後買うことがあればを恩恵を受けられる日もくるかも
つぎ、バランス出力
ポータブルでmini XLR 4pinとか頭悪すぎじゃないですかねぇ(この上ない賛辞)
こんなん独自規格大好きなソ〇ーのことバカにできへんやん(かなり褒めてる)
てか4.4mmが出たときなんて、「いい加減端子を統一しやがれ」ってキレてたわたしですけどこれ見て喜んでるとか矛盾も甚だしいですね
ちなみにこれは同時発売されたCL1(約5万円)との接続用のようで、イヤホンとDACを同時購入しろという圧力しか感じません
実際セットで聴いてくれってのがメーカーの意向のようなので、まあ本当であればまとめて買わないといけないんでしょうけどそこはまあはい…
ここはたろの貧乏根性を存分に発揮してリケーブルで済ませてやります
近いうちに作ってRE1000とつないでやります
【追記】
そのリケーブルが完成したのでこちらに載せておきます
【追記終】
最後、イコライザー機能
もうこのために買ったといっても過言ではない
ご存知の方も多いでしょう
なんと低域と高域を13段階で調節できちゃうんです
-3から+9まで選べるってんですからもうすごいとしか言いようがない
+9ですよ?
+9!!!
一回でいいのでこの+9の暴力を体験していただきたい
低域に全振りすればシングルBAでもダイナミックに肩を並べる低音が鳴りますし、逆に高域なんかにブーストかけた時にゃもう鼓膜がつぶされる勢い
ただし、長時間聴くのはダメ(特に高域)
それに加えて、マイナスもあるところがポイント高いです
イコライザ機能がついてるポタアンでもブーストかけるかかけないかってのが大半じゃないですか
そこを減らすことができるんだからもうどんな音だって鳴らせちゃいますよね
それこそDuoなんかだったらそもそもの音がドンシャリなので、ドンシャリor強ドンシャリしか作れないんですが、こいつならドンシャリだってかまぼこだって自由自在
有能以外に言いようがない使い勝手の良さ
開封
外側にある筒状のスリーブを外すとフラップタイプの箱がお目見え
天面には内部の回路図が箔押しされて無駄にかっこいい
パカッと開くと上段にはウレタンにはめ込まれたL1本体、こいつをどけると下段にアクセサリー類が小箱に分けて収納されています
ここに関しては最近よく見る超オーソドックスなタイプなので特にこれと言って何も
付属品
マニュアル類は3冊
多言語説明書、保証書、あと、めっちゃかっこいいスペック紹介が書いてあるやつ(名前よくわからん)
アクセサリーは
・シリコンバンド
・スタッキングクロス
・USB A-USB B
・USB B-USB B
スタッキングクロスは一見するとクリーニングクロスのようなんですが、はいご名答クリーニンググクロスです
ただこれDAPと重ねたときにお互いに傷がつかないようにクッションとして間に挟むことができるというものらしい
なんかただのクリーニングクロスをそれっぽく言ってるような気がしないでもないけどそこは黙認
活用する人がどの程度いるかはさておき、こういうちょっとした気遣いはメーカー側がユーザーの目線でいてくれてる感じがして好印象
あとケーブルはフツーのやつ
充電したりスマホ/PCとつないだりどうぞって感じです
B-Bの方に関してはかなり短いのでスマホとかUSB出し対応DAPとかとの接続用ですね
外観
こんな感じ
入出力端子については上部にはバランス/アンバランスのヘッドホンOUT、下部には各種入力端子に加えてラインOUTもあります
画像を見ればわかると思いますが、各種入力端子はスイッチングにより一度に一つしか使えない仕様になっています
また出力は3方式がありますが、すべて(バランスOUT、アンバランスOUT、ラインOUT)を同時に接続した際にはアンバランス→ライン→バランスの優先順位で一つからのみ出力されるようです
まあ2つ以上つなげて聴くなんてことほとんどないと思いますが
そして側面にはぐりぐりスイッチ
先端を切り落としたアポロチョコみたいな形(いやマジで)の回転式スイッチにカバーつけてます
スイッチそのものに印字がされていて窓から見えるっていう超アナログ仕様だけどデザインに関しては特に不満はないです
あとこのゲインスイッチを回して稲妻マークにセットしたうえで、本体下部にある同様の稲妻マーク入りのUSBジャックにスイッチを合わせてケーブルをつなげばスマホ等々を充電できるようです
これもまた使いどころがあるのかわかりませんがユーザー目s(以下略)
そして音量調節は上部の棒(?)を使って
一般的な回転式のノブを横に倒したようなイメージ
つまんで回すのではなく指の腹でコロコロと転がすようにして調節します
ここが音量に加えて電源のスイッチにもなっています
Duoは電源スイッチが別枠なので音下げただけで放置してしまい、次の日直挿しで外出なんてことがたまにあったのでちょっとうれしい
あと一応1から5までの各数字の間に目盛りがあるのですが(1が音量0)、特に段階式というわけではなく、通常のアンプと同様フリーで調節可能です
使用感
サイズはわたしが使っている100IIより一回り大きいくらい、厚みもちょっと増やした程度
重さは233gと、これまた十分許容範囲内
ここらに関しては何も不便ではありません
問題は音量
デカすぎる
ゲインをLOWにしたうえでつないでも、2に満たないところで十分なくらい
これハイゲインでMAXまで上げるようなことあるんか…
公式では600Ωのインピーダンスまで鳴らせるとのことですけど、この調子だったらもっとすごいのでも楽々鳴らせそうなくらい
しかも音量の微調整が難しい
ほんのちょっと動かすだけで爆音
あとボリュームノブの形状というか回転方向がいただけない
大抵のアンプはノブが本体に対して垂直に伸びている状態なので、極端に手ごたえが軽いノブでない限りはふいに音量が上がったりなんて事故は起こらないんですよね
ただこいつに関しては話は別
ノブが横に倒れた状態であるため、なにかがかすっただけでもすぐに回ってしまいます
それでいて爆音仕様なのでうかつにポケットにも入れられず
わりと重大な設計ミスだと思ってます
使用の際はくれぐれもお気をつけて...
音質
さて何と書いたものか…
普通なら高域はどうとかヴォーカルがとかいくらだって言えるんですけど今回に限っては難しい
なんせいじりまくれるんで鳴らせない音はないって断言できるレベルで、ぶっちゃけた話これといった特定の傾向もないんですよねぇ
なのでまあBASS/TREBLE両方をフラットにした素の状態についての感想にしようかと思います
フラットと言うだけあってマジでフラットです
調味料もクソもない素材本来の味
全帯域が非常にクリアになる点に関しては本当にすごい
ポタアンにしたってアナログ接続するとどうしても若干の音の劣化を感じずにはいられませんし、ミニミニケーブルにふと手が当たったりでもしたらザザッと鳴ってしまうじゃないですか
それが一切ない
すごい(デジタル入力なので当たり前)
ただまあデジタル接続だからってだけじゃ済まされないレベルで洗練されていますね
シャッキリした音ではあるんですが一音一音が不自然なことなくつながっていて
やっぱりモンスターかな
これだけ大きな幅で高低域をいじっても破たんすることなく鳴らしきれるのはそもそもの能力のおかげなのかと思わされます
ちょっと自分でも何言ってんのかよくわからなくなってきたので、ここからはわたしのおすすめイコライジングをご紹介
ドンシャリ
BASS +6
TREBLE +3
はいドンシャリです
低域推しなのでもちろんながらBASSのほうが大きいです
かーぁなり気に入ってます
これくらいが一番聴いていて楽しいし、なによりバランスがいい
ただのドンシャリじゃ済まない程度の低域の重苦しさがあるのでほんともう
耳が悦んでます
キラキラ
BASS ‐2
TREBLE +4
こちらは音の軽い楽曲に合うかなぁと思って
高域を増やしすぎるとマジで鼓膜に悪いので、低域を減らして相対的に高域寄りにしました
これもまた絶妙で、昨今の高域重視イヤホンたちの傾向に近いものを感じます
まあ低域大好きマンと言ってはいますけど、基本なんでも好きなので
ORIONとかfinalの自作ホンとかも愛用してるくらいですし、要は使い分けです
総評
とりあえずはこんな感じで
遊びで+9まで上げたりなんてことはしますがまあネタですねぇ
低域に関しては本当に笑いがこみあげてくるくらいすんごいですよそれはそれはもうすんごいですよ
そして 何度も言いますが
高域に関してだけは一番上まで上げて聴き続けるなんて馬鹿なことはお勧めしません
激BASSなら脳みそ揺らされるくらいで済みますけど、TREBLEにブーストかけすぎたら洒落になりません
冗談抜きで身体に悪いです
非推奨です
お会いすることがあればどうぞどうぞお聴きください
そしてぐりぐりと遊びまくっちゃってください
音変えられるのが一番の強みですから