多芯のすゝめ
dignis公式さんの画像にあるlabkableのリケ
— たろ (@Ultimaudio) February 3, 2017
8芯を2×4ペアにした4つ組み構成みたいだけど、画像に写ってる部分だけで掛け違いと思しきねじれが多数見受けられる
これは製品としていいのか…?
自分で作りだすと他人のミスにすぐ目がいくようになって哀しい
やっぱり自作するわ pic.twitter.com/CPwXSSvYxM
先日Twitterでこんなことを言いまして
しかしまあ何言ってんだかよくわからないと言われてしまったので
自作する上でのコツというか
そんな感じのおはなし
リケーブルやミニミニケーブルを作るにあたって、最低でも3,4本の線材が必要になってきますが、まあ普通はツイストするか編み込むかで線材たちをまとめていきますよね
ツイストは単にそのまま撚ってるという認識でいいですけど、編み込みに関しては大きく分けて編みと組みの2種類があります
編み (8つ編み)
毛糸での編み物よろしく、縦に並べた線材の上下を交互に横切り編み込む方法
平面的で短冊のような仕上がりになります
組み (8つ組み)
仮想の"芯"を取り囲うように組み進める方法
編みとは対照的に立体的でロープのような仕上がり
革の鞭なんかも同じような作り方なのでそんなイメージ
そして今回は多芯(8芯~)で作るときで、さらに組みを行うときの注意点、というか気をつけた方がいいことについて
芯数を増やしていくと、全ての線材を一本一本編み込むのが難しくなってきますので、ペアを作って組み上げるようなことがよくあります
論より証拠、まずはこちらをどうぞ
組み方の手法は先ほどの8つ組みと全く同じですが、使っている線材の本数は倍の16本です
こちらは青を8本と黄を8本用いており、青×1黄×1を8ペアとみなしたうえで、この2本をまとめた状態で8つ組みを行なっています
しかし、2本(またはそれ以上)を束ねて組み上げていく場合、ペアとなる線材の位置関係に気をつけておかないと見た目が少々悪くなってしまいます
こちらも同様に青×8 黄×8ですが、ミスバージョン
しっかりと交互に組み進めてはいるのですが、所々ねじれが生じています
先ほどは青が上で黄が下という2本の位置関係を崩さないよう組んだので統一感がありましたが、こちらはねじれた部分で色の上下が反転してしまい粗雑になっています
一度ミスしてしまうとそれ以降も影響が出てきますので、結局画像の下部では色がごちゃごちゃになってしまい、あまりよろしくない結果に
冒頭のツイートにて言っていたのもこのことです
並べるとわかりやすいでしょうか
音が第一とはいえやっぱり見た目も良いに越したことはないと思いますのでご注意くださいませ
まあわたしの場合なんかは多芯で組む時の9割9分は見た目のためだけだったりチャレンジ精神だけで組んだとかなんで結構気にするところですね
多芯、いいですよ
主に見た目
音は後からどうにでもなる
そして組む上でのコツですが、各ペアをそれぞれ帯とみなしてしっかりと表と裏を意識する感じで組み進めていけば問題ないかと思います
裏から手前に回してくるときにもねじれないように
今回は違いがわかりやすいよう2色で作っていますが1色の場合も全く同じです
また2×8に限らず、2×4、2×6、3×8などなどバリエーションはいくらでもありますが基本は同じです
もし自作をされるようでしたらご参考程度に
【おまけ】
32本あったので全部まとめて組んでみた
4芯ツイストにしたあとに8つ組みで32芯
うんよくわからん
特に理由もなく組んだけど特に意味もなかった
これをどうするつもりもない
ただやってみたかっただけ
あと8つ組みをギュッと押しつぶしたときにできるこの空間というかこの感じめっちゃかっこよくない?
太いとなおさらいい
オブジェにしたい
それだけ
終わり