あみあみ紀行

低音を増やすことしか考えていないポタオデ趣味のたろがケーブルを自作したりイヤホンを買ったりする旅のお話

Campfire Audio ORION レビュー

なんとなしに持ちホンのお写真を撮っていたら書きたくなりましてですね

MixWaveさんから生産終了通告もあったことですし、今回の主旨は市場在庫が残っているうちに再度おすすめして

なくなる前に買え

と急かしていこうかなというわけでござい

 

話題はこちら

 

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Campfire Audio

ORION Sky

Campfire Audio

 

しかしまあカメラ、欲しいですな
せっかくの愛機ならかっこよく/かわいく撮ってあげたいものです

 

Skyは限定色につき販売終了(中古ならあるいは)

黒色の通常版が残りわずか

 

 

 

言わずと知れたイヤホンかと

そこらの説明は割愛します

 

冒頭にも書きました通り、こちらはのORIONを含む同社3機種はすでに生産が終了しております

Campfire Audio社製品「ORION」「NOVA」「JUPITER」生産完了のお知らせ

一応後継機の発売が11月頃に予定されているとのことで完全なる廃盤というわけでもないようですが

ただ現行モデルが気になっている方がいらっしゃれば、どうぞどうぞと後押ししようというわけでございます

 

【追記】

後継機、発売されました

なんと前作の問題だった色ハゲの対策として表面にセラミック加工を施したものとなっているよう

最初からそうしてくれよ…(心の声

中身は特に変わっていないようなので音はそのままのようですのでこれからも欲しけりゃ買えるってことですね!

 

 

 

 

 

 【追記ここまで】

 

要はレビューです

発売と同時に購入しましたので使用期間は10月余り、再生時間は…不明

エイジングの基準が数百時間とのことですので、さすがにそれ以上は使い込んでるでしょうから、熟れてはいるはず

 

 

外見   ♫ ♫ ♫ ♫ ♫

ここに至っては文句なしの満点(拍)

何せ見た目に一目惚れして買ったわけですから

この角張った無機的デザイン

ロボットのイメージをそのまま体現したようなかっこよさに興奮しない男児はいないでしょう

 ただ色こそ違えど、CampfireのBA型機種は全て同じ造形と言ってしまえばそれまで

そこでJupiterを買わなかったのはやっぱり限定色に釣られたから…w

あとお財布事情(こっちが8割)

 

 

高域   ♫ ♫  ♪

こちらは若干問題がありまして

なにがいけないかと言いますと、ケーブルなんですよ

ALO Audio製のMMCXケーブルが標準ケーブルとして付属するのですがこいつがなんとも言えない組み合わせでして

途中でケーブルのモデルが変更されたようですけど、とりあえず初代はダメ。2代目はわからん(なげやり)

ORIONは高域イヤホンと胸を張って言えるほどのポテンシャルこそ持ち合わせてはいるのですが、このケーブルとの相性があまりよろしくないわけです

「ALO製ケーブルが付属」

というのがひとつの売り文句だったにも関わらず、そのケーブルのせいでメインであるはずのイヤホンが翳ってしまっていてどうにも悲しい結果に

せっかくのBAイヤホンなので持ち味は生かしてほしかったところです

 

ただここはリケーブル次第で高域に関してはぐんと伸びてくれます

おすすめはやはり銀線でしょうか

ここはもう実機を繋げてみて試聴する他ないでしょう

ケーブル沼もまた良いですよ

手持ちのイヤホンにぴったりのリケーブルを探し回るのもまた一興

わたしは自作で済ませてしまったのでおすすめ紹介はできません

 

基本的には買ってそのまま使うだろうという前提と、

「付属ケーブルはイヤホンを引き出してあげないといけないのに…」

というがっかり感から低めの評価にしていますが、良い相棒さえ見つかれば4.5拍くらいにはなるほどのものです

 

 

中域   ♫ ♫ ♫ ♫

(リケーブル後の)高域と併せて中高域メインのイヤホンとして推していきたいところです

のっけからリケーブルが必須などと叫びましたが中域は◎です

全体的に満遍なくバランスよく音を出せている中で特に表現が上手いという印象です

ただ、ことORIONに関しましてはヴォーカルが一歩前にというような抜きんでたものではなくてですね

そもそもが中高域にフォーカスの当たった傾向ですので右肩上がり型(名前わからん伝わって)という感じで

中域が頭一つ飛び出たかまぼこ型と比べると、他の帯域とのバランスもあって目劣りこそしますがなかなかのものです

ジャズやフォークも聴く身としては、高域の繊細さにも負けない、柔らかな落ち着いた音を出してくれてとても聴いていて楽しい印象です

 

 

低域   ♫ ♫ ♫

まさにBAとでも言うべきか

フルレンジBAらしい低音

最近でこそシングルBAでも低音がしっかり出せるような機種も出てきてはいるものの、BA型が流行りだした頃は

高域に強くてカバー範囲が狭い

と言われていました

さすがにそこまでではないにしても、お世辞にも"低音もしっかり出ている"とは言い難いです

ただ好みや合わせる曲の種類に左右されると言ってしまえばそれまでのもので、際立ってスカスカだとかそういう程度ではありません

ロックや低音ズンズン系には不向きな印象ですが、特別重点を置くようなわけでもなければ不足感を感じさせるわけではなく、ほぼ万能と言えそうです

 

 

使用感   ♫ ♫ ♫

実際に使うにあたってはいくつか難点が

まずは装着感

 

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Rの刻印を囲むように出っ張っているおうぎ形の部分

ここが、耳に当たって痛いことがあるんです

もう個人差という他ないのですが一応

これはイヤーピースを変えたり挿入角度を変えたりとして模索してもらうしかありません

カクカクデザインが故のマイナス点

 【追記】

こちらの問題もCKモデルにて解消されているようです

面取りをする形で角が削られているため、初代に比べ外耳への負担が少なくなることと思います

【追記ここまで】

 

もうひとつは色ハゲ

金属筐体に塗装して仕上げているため、色がハゲて地の銀色が見えてしまいます

とくにカド

注意深く扱ってはいるのですが、筐体どうしがカチカチと当たってしまうせいかどうしてもカドから塗装が剥がれてしまいます

Skyでこそ銀色と色合いが似てるため目立ちませんが通常版なら目につくかも

せっかくのイケメンデザインなのにもったいない

 

このかっこよさを残しつつ、後継機では改善してほしいものです

 

 

総評   ♫ ♫ ♫ ♫

なんだかんだ言いつつ高評価なのは、外見の補正がかかってるから

かっこよさで買ったんですから多少は目をつぶりますよ

てか悪いところあんまり見えなくなってる

音としてはやっぱり付属ケーブルの件こそあれど、そこさえ除けば不満はありません

個人的には良い買い物をしたと満足しております

 

 

後継機を待つのも良いですがここはひとつ、いかがでしょうかな